マネーのライオン みのかも起業ビジネスプランコンテスト
令和6年4月1日に、美濃加茂市は市制施行70周年を迎えました。この節目の年を市民の皆さんと一緒に盛り上げていこうと、「市制施行70周年記念市民企画補助金交付事業」として、市民の皆さんが主体的に企画および実施する事業に要する経費に対して補助金を交付しています。
※申請はすでに締め切っており、対象事業は決定しています
今回、この事業を活用した各種イベントなどに関わる人やその思いについて取材しましたので、ぜひご覧いただき、イベントなどに足を運んでくださいね。
Q.美濃加茂ライオンズクラブについて教えてください。
鈴木:ライオンズクラブは世界最大の奉仕団体組織で、各地区に分かれ、それぞれで活動をしています。美濃加茂ライオンズクラブはライオンズクラブ国際協会334-B地区に所属し、今年で結成64年を迎える歴史ある団体です。
身近なところで言えば、中山道まつりでの「献血の呼びかけ」や小学校での「絵本の読み聞かせと本寄贈」、「薬物乱用防止のための啓発活動」などを行っています。薬物乱用防止教室で先生たちと寸劇を行っている姿を見たことがあるかもしれませんね。
Q.今回の市民企画事業を実施するきっかけについて教えてください。
小栗:美濃加茂市で起業を考えられる方が多く、新規創業まで至った方も多くいらっしゃいます。これから起業を考えられている方々を支援することができれば、もっと美濃加茂市がより良くなるのではと考えて、今回の「マネーのライオン」を考えました。
鈴木:今回の事業の発案者が小栗さんでした。美濃加茂ライオンズクラブの会員には女性の割合が高いことで、恒例となった事業だけでなく、今回の新しい活動ができたと感じます。
名称については、私たちも気になったので、しっかりと各方面へ確認したので大丈夫ですよ(笑)
小栗:どんな団体も同じ目的を持っていると思いますが、美濃加茂ライオンズクラブにも「会員を増やしていく」という目的があります。今年、会員委員長を務めることとなり、このことについて考えました。
ライオンズクラブの取り組みはすごく大切な考え方で、どれも大切なことだと思います。しかし、若い人たちが入りたいと思える団体なのかと考えたとき、私たちの思いが直接的には伝わりづらいのではないかと感じていました。
美濃加茂ライオンズクラブの会員には、各分野の代表であったり、企業の代表の方などが所属されています。私たちが美濃加茂市を盛り上げたい、より良くしたいと考える若い方々を応援し、若い方に美濃加茂ライオンズクラブを知っていただき、後に加入してもらい、私たちの人脈を存分に使ってもらえば、互いに「Win-Win」の関係になるのではないかと考え、会員の皆さんに了承いただき「マネーのライオン」を実施することにしました。
Q.70周年の市民企画事業に申し込まれた経緯をお聞かせください。
鈴木:今回の市民企画事業の話が出る前から、実施することは決まっていましたので、事業が採択されなくても実施する予定でした。市制施行70周年ということで、まちを一緒に盛り上げられるのではと思い、申し込むこととしました。
その後、美濃加茂商工会議所でも(起業を考える方への支援の取り組みの一つとして)ビジネスプランコンテストの開催を計画されていることがわかりました。目的も開催時期も同じなら一緒にやれば、お互いの弱い部分を補えるのではと思い、美濃加茂商工会議所と合同開催することになりました。市制施行70周年ということで、賞金総額(創業資金として使えるもの)70万円としています。
Q.今回のイベントの見どころを教えてください。
小栗:すでにエントリーは締め切っており、あとは1月19日(日)に開催するコンテストを待つばかりですが、なんと発表者全員が女性となっています。年齢層やキャリアもさまざまです。申し込み後、全員がプレゼンテーションの技法を学ぶセミナーに参加したり、個別に事業計画の見直しの相談を受けたりするなど、当日どんな内容になっているかを私たちも楽しみにしています。
鈴木:私も審査員の一人として当日は参加し、提案する事業の優位性や収益性などを加味して審査をします。審査項目はいろいろありますが、やはり皆さんの「熱い思い」を見たいところですね。
Q.最後に美濃加茂市の好きなところを教えてください!
鈴木:私は川辺町出身ですが、美濃加茂青年会議所(JC)に加入したことで、色んな人と出会い、色んな経験をさせてもらいました。ここでつながった人とのご縁というのが、美濃加茂の好きなものです。
小栗:表現が難しいんですが、「ほどよい田舎」だというところです。私のような地元じゃない人が起業できる環境であったり人の温かさを感じられる距離感で、都会過ぎない、田舎過ぎないところが好きです。地域貢献を頑張っていきたいと思います。