国際交流 in みのかも ~HELLO 地球人!~(美濃加茂市制施行70周年記念市民企画補助金交付事業)
令和6年4月1日に、美濃加茂市は市制施行70周年を迎えました。この節目の年を市民の皆さんと一緒に盛り上げていこうと、「市制施行70周年記念市民企画補助金交付事業」として、市民の皆さんが主体的に企画および実施する事業に要する経費に対して補助金を交付しています。
※申請はすでに締め切っており、対象事業は決定しています
今回、この事業を活用した各種イベントなどに関わる人やその思いについて取材しましたので、ぜひご覧いただき、イベントなどに足を運んでくださいね。
『国際交流 in みのかも ~HELLO 地球人!~』
Q.美濃加茂国際交流協会とは、どんな団体でしょうか。
武田:美濃加茂国際交流協会は、美濃加茂市の姉妹都市であるダボリージョン(当時はダボ市)との協定が締結(平成元年6月2日)されたことをきっかけに設立した団体で、今年で34年目を迎えています。(平成3年5月25日設立。平成20年にNPO法人化)
武田:美濃加茂市に住む外国籍市民の方との交流や日本人と外国籍市民の橋渡しを行っており、異文化イベントの開催や毎月の親子イベントの企画を行っています。
Q.美濃加茂市の外国籍市民の現状や交流の状況は。
武田:外国籍市民の方は、人口の1割を超えました。今でもブラジル国籍の方が多いイメージを持ってる方も多いと思いますが、実はフィリピン国籍の方がブラジル国籍よりも多いんですよ。
現在、美濃加茂市に住む外国籍市民の割合は、多い順にフィリピン、ブラジル、ベトナム、中国、韓国....となっています。
武田:外国籍市民が多く暮らすまちとして、全国的にも有名になっている美濃加茂市ですが、私が美濃加茂市に戻ってきた25年前に比べると、日本人市民と外国籍市民が、互いにある程度の文化の理解が進み、ゴミの出し方や騒音の問題は少なくなっていると思います。
しかし、その存在が互いに当たり前になってきた結果、関係が希薄化していることも課題として挙げられます。
山城:ブラジル国籍の方々は日本での滞在歴も長くなったことで、経営者になられる方が増えてきているということも、このまちの特徴かもしれません。多文化共生への理解が深まりつつあるので、今の子どもたちが大きくなったとき、まちの多文化がもっと加速していくと思います。
エドモン:外国籍市民の方が多いので、市役所に通訳が多かったり、まちの中にポルトガル語が記載されていたりするのも、このまちの特徴だと思いました。
Q.今回、市制施行70周年記念市民企画補助金交付事業に申し込んだ思いをお聞かせください。
武田:異文化コミュニケーションとして、これまでに、クリスマスの「食」をテーマに自国の料理を持ち寄って交流したり、日本語教室を開催したりしてきました。さまざまなイベントを開催して、多く聞こえてくるのは「触れ合いたいけど機会がない」という声でした。
「食」というテーマだけでなく、もっと互いに楽しめるテーマをイベントに設けることで、より多くの人に関心を持っていただこうと思い、市民企画補助金交付事業に申し込みました。
Q.イベントについて教えてください。
武田:美濃加茂市に住む外国籍市民と関係のある12か国のブースを構え、ワークショップやその国の人とゲームを楽しむことができます。中国のブースでは切り絵、オーストラリアのブースではゲームを楽しめます。また、日本のブースでは、お抹茶を立てることができたり、ブラジルのブースではマテ茶を飲んだりできるなど、さまざまな角度から触れ合えるイベントになっています。
ユニークな参加型のステージイベントも楽しんでいただけると思います。
Q.最後に、美濃加茂市の好きなところを教えてください!
山城:自然や公園がいっぱいあるところ。子どもを持つ知り合いから遊ばせやすいという声を聞きます。
武田:美濃加茂市には大きな川があり、季節ごとに変わるその風景を楽しめるところです。
エドモン:支援がしっかりしているから、外国籍の人たちもなじみやすいところが好きです。
まちに関わる人から見える、まちの魅力を紹介するミノカモストーリーはこちらから視聴いただけます。