森のあずまるしぇと「花束を君に」
令和6年4月1日に、美濃加茂市は市制施行70周年を迎えました。この節目の年を市民の皆さんと一緒に盛り上げていこうと、「市制施行70周年記念市民企画補助金交付事業」として、市民の皆さんが主体的に企画および実施する事業に要する経費に対して補助金を交付しています。
※申請はすでに締め切っており、対象事業は決定しています。
今回、この事業を活用した各種イベントなどに関わる人やその思いについて取材しましたので、ぜひご覧いただき、イベントなどに足を運んでくださいね。
Q.あずまるしぇについて教えてください。
谷本:色んなつながりから出会ったみんなで作り上げてきたマルシェです。美濃加茂市で開催している今回の「森のあずまるしぇ」は第6回目となります。第1回目は2022年5月22日に開催しましたが、もっと前から御嵩町でも「みたけ宿の市」で実行委員長や、「お寺であずまるしぇ」を開催したり、私が出店者として各地で開催されたマルシェに参加したりしていました。そうしたことからつながった縁で開催しています。
Q.森のあずまるしぇを開催することになったきっかけを教えてください。
谷本:カミーノの女性活躍推進委員として活動していたときに、みのかも健康の森でイベントを開催しました。そのときの賑わいやイベントの雰囲気がすごく好きだったということがこの場所を選んだ理由の一つです。
また、これまで開催してきた森のあずまるしぇに来場いただいた、市外の人の多くがこの場所を知らなくて、「こんなすてきな場所があったんだ」「ここでイベントが開催できるんだ」と興味を示され、リピートで来場いただけるようになったこともこの場所で継続して開催している理由の一つです。
Q.出店者はどのように選ばれていますか。
谷本:公募は一切していないです。つながりから生まれたマルシェなので、今でも「つながり」を大切にしています。私個人のつながりで新たに出店されるお店もありますが、過去に一緒に出店したお店からの紹介で出店されることもあります。"売り上げを重視するのではなく、地域とのつながりを大切にしている"ということに共感いただいているお店に参加いただいています。
つながりから生まれたLINEグループはありがたいことに100人を超え、声を掛けると皆さん協力的に参加していただけます。継続して実施できているのも、仲間たちの協力があってのことだと思います。
Q.70周年の市民企画事業に申し込まれた経緯をお聞かせください。
谷本:これまで、森のあずまるしぇには、加茂農林高校の園芸流通科の生徒さんたちにも協力いただいており、今回もご協力いただきます。その生徒さんたちが取り組んでいる、幅広い年代に切花を広めることや岐阜県産の花の消費の拡大を目的とする「花束を君に」プロジェクトを、森のあずまるしぇでも実施いただき、毎回来場者の方々から好評いただいています。
その生徒さんたちが、令和6年1月1日に発生した能登半島地震の発災を受け、「被災された方に花と笑顔を届けたい」「このプロジェクトを石川県で実施したい」との思いから、「花束を石川県内灘町に」という取り組みを開始されることを知りました。
今なお地震による甚大な被害の跡が残り、9月に発生した豪雨の影響などもあり、日々辛い思いをされている方々に、花を通じて笑顔も届けたい、とのことから始められるプロジェクトです。
この生徒さんたちが頑張っているプロジェクトに賛同し、応援したい思いから、市民企画事業に申し込むことを決めました。
Q.今回のイベントの見どころを教えてください。
谷本:音楽や雑貨、飲食ブースなどを数多く集まるのも楽しんでいただきたいですが、紅葉も進みつつあるみのかも健康の森の景色や雰囲気も楽しみに来場いただきたいと思います。
また、購入いただいた人の中から、先着70名に、加茂農林高校園芸流通科の生徒さんが作成したブーケをお渡しします。また、加茂農林高校のブースにはドライフラワーで作成した、美濃加茂市制70周年記念ロゴマークを飾ります。
Q.最後に美濃加茂市の好きなところを教えてください!
谷本:私の出身である福岡県の宗像市には山や森、川があり、美濃加茂市と同じような環境です。そんな、どこか故郷を感じられる自然がたくさんあり、ゆったりと子育てできる美濃加茂市が大好きです。あずまるしぇをきっかけに、子育て世代の方に美濃加茂の良さをもっと知っていただけるといいなと思います。
まちに関わる人から見える、まちの魅力を紹介するミノカモストーリーはこちらから視聴いただけます。