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わたしの好きなみのかも(下米田地区)

 美濃加茂市にゆかりのある人たちが市内の魅力を紹介するリーフレット「ミノカモ ストーリー」。特別なストーリーをもつモノ・コトを皆さんと共有しながら、2023年度にvol.3の発刊を迎えました。このnoteでは、美濃加茂市市制施行70周年記念誌「ミノカモストーリー」に掲載された方々のお話を、市内の地区ごとに(全8回)ご紹介していきます。

クアの道下米田さくらの森コース

 クアオルト健康ウオーキングで認定された米田白山の自然の中を歩く3.1kmのコースです。この山には小学校の2年生の時に初めて登って以来、いまでも足しげく通っています。

 そんな米田白山を満喫できるのが、クアの道下米田さくらの森コース。地元の森林組合やまちづくり協議会、地元有志の皆さんと一緒になって、整備をしたコースでもあるので、いろんな人に来てほしいと思う場所です。ウオーキングコースとしても道幅が広く、四季の移ろいと会話を楽しみながら歩くことができるので、楽しみながら健康づくりができるのもいいですね。また、登ったり下ったりと一気に登っていく道ではないため、運動強度を上げながら安全に歩くことができます。

 コースの折り返し地点には展望台があり、天気が良ければ御嶽山や伊吹山も見ることができるなど、絶好の眺望が望めます。歩くことで、皆さんの健康寿命の延伸に寄与できると思いますので、自信をもっておすすめできるコースです。
※クアオルト健康ウオーキングは、ドイツのクアオルト(療養地)で治療に利用されている運動療法「気候性地形療法」を基本に、日本の環境に適合させた個人の体力に合わせて行うことができるウオーキングです。

尾關 守さん
クアオルト健康ウオーキング専門ガイド
美濃加茂市在住
1954年の3月生まれで、その翌月に美濃加茂市が誕生。このまちとともに時代を生き、年を重ねてきました。現在は、生まれ育ったまちの魅力を多くの人たちに伝えたいという思いから、地元のまちづくり協議会の活動をはじめ、「クアオルト健康ウオーキング」の専門ガイドとしても日々活動しています。

小山公園脇にあるボート部の艇庫

 小山観音に隣接する小山公園の脇に、私たち加茂高等学校ボート部の艇庫があります。艇庫の中には、大切なボートやオールなどの道具が保管されているのはもちろんですが、先輩たちの大会結果や写真、記録などが飾られていて、その歴史を見ながら、部員たちは日々練習に取り組んでいます。

 この艇庫の横には桟橋が整備されており、ここからボートを浮かべ、練習を開始します。緩やかな飛騨川の流れや心地良い風を感じながら練習する中で、青柳橋や小山観音に続く石橋の下を通過するときに見ることができる橋の裏側は、ボート部にしか見ることができない景色かもしれません。

 この場所で練習していると、地域の皆さんなどから温かい声援や差し入れをいただくことがあります。これは、私たちの頑張りだけでなく、先輩たちが築き上げてきた実績や地域の人たちとの信頼関係があってのことだと感じています。私も、ボートの魅力を後輩たちにもしっかりと伝えていけるよう、ボート部の新たな歴史をこの艇庫に残していきたいです。

小林 杏奈さん
岐阜県立加茂高等学校 ボート部所属
中学生の頃、隣町で開催されたボートの試合を観に行ったとき、その魅力に惹かれ、「マネージャーになろう」と決意し、加茂高校のボート部に体験入部。その時にボートを漕がせてもらった感覚が忘れられず、そのまま選手になり今日もボートを漕いでいます。