わたしの好きなみのかも(太田地区)
美濃加茂市にゆかりのある人たちが市内の魅力を紹介するリーフレット「ミノカモ ストーリー」。特別なストーリーをもつモノ・コトを皆さんと共有しながら、2023年度にvol.3の発刊を迎えました。このnoteでは、美濃加茂市市制施行70周年記念誌「ミノカモストーリー」に掲載された方々のお話を、市内の地区ごとに(全8回)ご紹介していきます。
木曽川の朝と太田宿のまち並み
お米やお酒、堂上蜂屋柿など美味しいものがあふれる故郷、美濃加茂。私のお気に入りは、木曽川と太田宿です。
美濃加茂滞在中は毎朝、木曽川へ向かいます。川と空の景色が清々しく、すれちがう方々とのあいさつも気持ちいい!川の流れを眺めながら散歩して、おにぎりをほおばるのが私の定番。木曽川のすぐ北側を通る旧中山道の太田宿には往時の風情が残っていて、酒蔵や魅力的なお店が点在。大きなエノキのヤドリギがシンボルの太田宿中山道会館の敷地内には、岡本一平(岡本太郎の父)の終の棲家「糸遊庵」が再現され、昭和初期の文人の暮らしぶりを垣間見ることができます。
木曽川の風景と宿場のまち並みの両方を味わえるこの界隈は、美濃太田駅から歩いて十五分ほどなので、駅からのんびり歩いて訪れるのもおすすめです。
こんなところに世界地図
美濃太田駅北口を出てすぐ近くにある大手町公園は、美濃加茂市の中で一番好きな公園です。近くに住んでいたこともあるのですが、素敵な彫刻がいくつか設置されており、それを友達と観賞したり写真を撮ったりしています。
この公園の地面をよく見てみると、世界地図が描かれています。知っている人は少ないかもしれません。1990年代の前半に公園をつくる時に「世界の中の美濃加茂市」を表現するために描かれたそうです。
美濃加茂市に来た頃はまったく知らない土地で戸惑いもありましたが、そんな知らないまちも、暮らした時間とともに大切な故郷へと変わりました。この場所は、母国と日本の二つの故郷を感じられる素敵な場所です。