美濃加茂市と富士通(株)がワーケーションパートナーシップ協定を締結。………ワーケーションって何?
令和5年8月8日(火)、美濃加茂市と富士通株式会社は、相互の連携を強化し、新たな価値観の共有や地域課題の解決に向けて本市におけるワーケーション推進を図ることを目的としたワーケーションパートナーシップ協定を締結しました。
地方自治体などがよく行う「協定」ですが、なかなかその動きや効果を目にする機会は少ないと思います。
今回、このワーケーションパートナーシップ協定によって、今後まちや市民の皆さんにどんな影響があるかを紹介したいと思います。
そもそもワーケーションとは?
新型コロナウイルス感染症の影響により、日本の働き方や休暇の取得方法などが大きく変化しました。
働き方については、テレワークやリモートが浸透する中で、場所にとらわれない柔軟な働き方が可能となってきました。
皆さんもこれまでは、出張や電話、メールなどでやり取りしていた仕事もパソコンやスマートフォンの画面上で相手の顔を見ながら行うことが増えてきているのではないでしょうか。
こうした背景の中、注目されているのが「ワーケーション」です。
まだまだ「美濃加茂市役所の職員がワーケーションを行う!」ということはできていませんが、すでに多くの民間企業がこうした制度を積極的に導入されているようですね。
今回美濃加茂市と協定を締結した富士通(株)はすでにこのワーケーションの制度を導入されています!(さすが世界の富士通さんですね。)
※全社員の約75%がテレワークで働かれているそうです
ちなみに美濃加茂市との連携は全国で12例目になるということです。(東海地区は初です!)
協定締結でどうなる?
話は戻り、今回の「ワーケーションパートナーシップ協定」を美濃加茂市と富士通(株)が締結することでどんな効果があるのでしょうか。
もちろん富士通(株)でワーケーションを選択された社員の方が、美濃加茂市をその候補地として選んでいただきやすくなるという点もありますが、そのほかにも、
関係人口の拡大
DX(デジタルトランスフォーメーション)人材との交流
富士通のグループ社員が市職員等と交流することで、地域課題の解決や職場環境の改善につながる
といったことに期待しています。
官民連携として、ワーケーションをきっかけに、外からの意見をうまく取り入れ、美濃加茂がどんどん良くなるといいですよね。
取り組みはいつから始まる?
こうした取り組みはいつから始まるのでしょうか。
協定締結式に出席いただいた赤松室長からは、
「すでに社員を対象に美濃加茂市でワーケーションを体験するモニターツアーを計画中。今年度中もしくは来年度には実施していきたい。」
とうれしいコメントをいただきました。
ワーケーションでお越しいただいた方々に、美濃加茂市の山と川をフィールドとして、自然とのふれあいや自然を学べる体験を交えながら、この土地の魅力を感じていただきたいですね。
補足
美濃加茂市では、令和5年4月より、富士通(株)の社員2名を受け入れており、市職員と一緒に主にDXの推進について取り組んでいただいています。
ご縁あって美濃加茂市にお越しいただいていますので、このお二人の紹介もいつかnoteでできればと思います。