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姉妹都市「ダボリージョン」の“今”を派遣団の『副団長T』がお伝えします。#04_日本庭園

今回のタイトルは「日本庭園」です。

もう日本に帰国したの!?と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

派遣団はまだまだ現地(ダボリージョン)でいろんな経験していますよ!

今回は、そんなダボリージョンの日本庭園について紹介したいと思います。

友好の証として

姉妹都市の始まりについては、こちらの記事をご覧ください。

平成3年以降、美濃加茂市国際交流協会の設立やダボリージョンからの高校生の派遣受け入れなど、両市の国際交流が活発になってきました。

平成14年には、ダボリージョンに“日本を象徴するもの”をとの希望を受け、日本庭園「逍遙園」が建設されました。

逍遙園(しょうようえん)
美濃加茂市の偉人である坪内 逍遙(つぼうち しょうよう)と「気ままに歩き回る」という意味を持つ「逍遥(しょうよう)」にちなんで名づけられました。

逍遙園の外観① 奥に見える建物は茶室「寿里庵」

市民に愛される逍遙園

友好の証として建設された逍遙園ですが、デザインはなんと加茂農林高等学校が行いました。

ダボリージョンでも園内で結婚式が行われるほど、市民に愛されているそうです。

なお、この逍遙園には、市内の庭師が定期的に派遣され、剪定作業や現地職員への技術指導が行われています。

このほかにも、両市で行われる式典やイベントなどに両市の市民や関係者が参加して、交流を深めてきました。

関連イベント「10年後の夢の手紙」
平成14年の逍遙園の完成に合わせ、当時、美濃加茂市内にコアラポストを設置し、「10年後の夢の手紙」を募集。集まった手紙は、オーストラリアの地でタイムカプセルに詰められ、逍遙園に埋設し、10年後の平成24年に約4,000通もの手紙が市民に返送されました。

お茶の作法を披露

今回、そんな逍遙園でお茶会が開催されることになりました。逍遙園の中には、茶室「寿里庵(じゅりあん)」があるんです。

お茶会のホスト、アンソニー・ブライアンさんはシドニー在住ですが、この日のためにダボリージョンに来てくれました。

アンソニーさんからお茶の説明や、寿里庵や掛け軸などの説明を受けました。

その後、日本で事前に作法を練習してきた学生が手本となって、ホストファミリーらとお菓子やお茶を順にいただきました。

補足

フリータイムでは、派遣生らはホストファミリーと過ごしました。

私はホストファミリーとハイキングをすることにして森を歩いたのですが、土の色や木々がリバーポートパーク美濃加茂のダボロードと似ていて、「私たちはつながっているんだ…」と少し感慨深い気持ちになりました。

ホストファミリーとハイキングをする様子
リバーポートパーク美濃加茂にあるダボロード

#04_日本庭園  現場からは以上です!