令和6年4月1日に、美濃加茂市は市制施行70周年を迎えました。この節目の年を市民の皆さんと一緒に盛り上げていこうと、「市制施行70周年記念市民企画補助金交付事業」として、市民の皆さんが主体的に企画および実施する事業に要する経費に対して補助金を交付しています。
※申請はすでに締め切っており、対象事業は決定しています

今回、この事業を活用した各種イベントなどに関わる人やその思いについて取材しましたので、ぜひご覧いただき、イベントなどに足を運んでくださいね。

Q.「みーもの庭」とは、どんな団体でしょうか。

みーも：私が2023年の7月頃にテレビで「バッグコンポスト」の存在を知り、ゴミの削減につながる面白い取り組みだと思って、自分でも「バッグコンポスト」を始めたことがきっかけで「みーもの庭」の結成まで至りました。結成が2023年の11月1日なので、まだ結成から1年も経っていませんが、「バッグコンポスト」の講座を開催するなどして、多くの方に「バッグコンポスト」を利用いただいています。

Q.本日は4名お越しいただいていますが、会員数と皆さんの出会いについて教えてください。

もーちゃん：現在会員数は12人で、全員が美濃加茂市に住んでいます。今日来た4人の出会いはもう5年前くらいになります。もともとはPTAの役員を同じタイミングでやっていたとかプライベートで親交があったとかそんな理由だったと思います。みーもさんから「バッグコンポスト」の熱い思いを聞いて、「私にもできるかも」と思い実践しました。本当に自分でも簡単にできたので、みーもさんと一緒に活動してみようと思いました。

Q.バッグコンポストについて教えてください。

みーも：トートバッグの中には「基材／ココヤシピート、もみ殻くん炭」が入っていて、その中に生ごみを入れてかき混ぜる。それを毎日繰り返すとだいたい1週間くらいで微生物の力で分解されます。3カ月ほど続けて、そこから1か月休ませることでトートバッグの中身が堆肥に変わるといった仕組みです。

あっこさん：ビックリするくらいゴミの削減につながりますよ。私も始める前は、ゴミ袋が本当に重くて...。集積所まで持っていくのも一苦労でした。においも出なくて、場所も取らないバッグコンポストは手軽に始められるので、本当におすすめです。

広報：自宅から出る生ごみから生まれた堆肥なので、気持ち的にも安全して使えそうですね。

ようこさん：市販の堆肥は高いですし、使われている成分も気になってしまいます。バッグコンポストでできた堆肥を自分で作っているキャベツやブロッコリーに使ってますが、ツヤが良い気がします。

Q.70周年の市民企画事業に申し込まれた経緯をお聞かせください。

みーもさん：「ゴミを削減しなければ大変なことになる」なんてことを言っても、何をすればいいのかもわかわず、なかなか伝わらないと思います。
私たちが行っているバッグコンポストは比較的安価（1,000円程度）で始めることができ、気軽に始めることができます。少しでも多くの皆さんに体験していただきたく、市民企画事業として申し込ませてもらいました。

Q.バッグコンポストの取り組みを通じて、どんなことを伝えたいですか

みーも：各家庭から出されるゴミの削減につなげていきたいということはもちろんですが、バッグコンポストの取り組みが、地域のコミュニティの話題の一つになってくれるとうれしいです。
私たちの活動でできた堆肥は、一部加茂農林高校の生徒さんに提供しています。生徒さんが植えた花にも使ってくれているということも面白い取り組みであり、若い子たちにもこうした取り組みだからこそつながったコミュニティかなと思います。
また、過去に開催した講座では、男性の参加も結構ありますので、気になった方は、性別問わず気軽に申し込んでいただきたいです。

Q.最後に美濃加茂市の好きなところを教えてください！

みーも：この季節なので果物がおいしいところですね。山之上の梨、堂上蜂屋柿など。干し柿は栄養価も高く大好きです。（取材日：10月2日（水））

もーちゃん：木曽川や伊深の山など、自然が豊かなところが好きです。木曽川にはヤマトヌマエビもいたりして、そういった生き物を見に行くのも大好きです。

あっこさん：先日の火事で焼失してしまいましたが、古井神社ですね。子どもの七五三や写生大会で訪れるなど、本当に大切な思い出ばかり詰まっています。

ようこさん：若い方を中心にお店を開業されるなど、活発的な動きがあるこのまちが好きです。

まちに関わる人から見える、まちの魅力を紹介するミノカモストーリーはこちらから視聴いただけます。